へいわ野のはな

クリスマスへ向かう心を

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

「あー、めっちゃたのしい」「たのしかったあ」歌い終わってその子は目を輝かせながら言いました。その目の前にはアドベントクランツのろうそくの灯りがありました。

 第一アドベントの礼拝でのことです。「♪アドベントクランツにあかりがつくと♪」のさんびかで始まった静かな雰囲気の中で、その時間を楽しいとつぶやいてくれたことに驚き、そのひとことによってクリスマスへ向かう心を教えられた思いに包まれました。

寒さが少しづつ増してくると、子どもたちの体調が守られることを願いながら過ごし、ついにクリスマス会当日を迎えました。出席予定の子どもたちは全員元気で参加でき、笑顔で暖かく楽しい時間をお家の方と一緒にすごすことができました。今年のクラスごとのクリスマス会はいかがでしたでしょうか。保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。「一人ひとりが輝いていました。」との暖かいコメントも寄せられています。

 秋の収穫感謝礼拝の後、約1か月間子どもたちと毎日クリスマスを待ちながら準備のときを過ごしてきました。全員でクリスマスの集いを終えて迎えた25日は、みんなご家庭で過ごした楽しかったことやプレゼントのうれしさを胸に登園してきてくれました。

 一方で報道によって私たちは戦乱や災害、さまざまな厳しい状況で生きる方々の苦しみを知ります。暖かく楽しい日々が戻るように願う心と平和の大切さを子どもたちに伝えていきたいと考えます。

秋のプログラムが

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 朝のひんやりとした心地よい空気を吸込むと、この夏の息苦しいほどの暑さから解放されたという安心感に包まれます。夏を乗り切った子どもたちはさらにたくましく育ってくれました。すでに秋のプログラムが始まっています。

 まずわくわくプレイデイです。みんな戸外でもホールでも保育室でも身体を充分に動かして過ごしています。当日はおうちの方も一緒にたくさん運動してお子さんと楽しい時間を過ごしていただければ幸いです。プレイデイ当日、親子で力を合わせるとき、お子さんは体の大きさも動きも大きく成長していることを実感としておわかりいただけると思います。保護者参加型の種目を中心に行いますのでご一緒にどうぞ。

 「美味しいものを作って、みんなで食べる」体験をできるだけ多く取り入れていくことを前回お伝えしました。各クラスとも現在進行中です。子どもたちは見た目や食感、固さ、香りに対する感覚が大人より敏感です。香りや少しの苦みのある野菜の場合は細かく刻んで混ぜる方法もありますが、おすすめの食べ方は素材を「焼く」ことです。
 なるべく色とりどりの野菜をスライスして目の前でオリーブオイルやバターで焼くときれいな色といい香りに誘われてつい食べてみたくなるようです。秋は焼くとおいしい野菜がたくさんありますね。

 保育園でもいろいろなものを「焼いて食べる」予定です。ご家庭でもお休みの日などにいかがでしょう。

目で見て楽しく食べて美味しい

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

9月に入っても暑さからまだまだ解放されない日々が続いています。

でも野のはなでは「食欲の秋」はもう始まっています。。食後のデザートには梨やぶどうが度々登場しますし、ホットケーキ作りやカレーパーティーの計画もあります。

「美味しいものを作って、みんなで食べる」体験をできるだけ多く取り入れていきたいと考えています。おおげさなようですが食べることは生きていく上で大きな力になります。心も身体も健康に育ってほしいと願って、目で見て楽しく食べて美味しい体験を提案してまいります。秋の味覚にどんなものがあるかを子どもたちと考えていき、旬の食材でクッキングをしていく予定です。

プランターでトマトやピーマン、パプリカを大切に育てました。トマトは7月にたくさん収穫出来ましたが、梅雨明けから元気がなく、終わりになり、ピーマン、パプリカはきれいに花が咲いたあとなぜか実らず、今も花が咲いています。
野菜を育て実らせるのはなかなか難しいことを感じていますが、みんなあきらめずに一つでも野のはなでとれたピーマンとパプリカを収穫しようとお世話をしています。

時おり涼しい風が

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

「暑さ指数」が高い毎日が続いています。数値が「33」を示す日も多く、さすがにその日は水遊びを控えて室内でゆっくりと過ごすようにしています。でもこの数日水遊びの「監視役」をしていると、時おり涼しい風が抜けてほんの少しだけ「秋の気配」を感じることがあります。

一方、すっかり「水遊びのベテラン」となった子どもたちはペットボトルのスプレーの使い方も上手です。遠くまで水を飛ばしてみたり自分にかけたりしてまだまだ真夏を堪能しています。遊び終えると片付けも種類ごとに重ねたりさっさと身体を拭いたりして次のことがわかっています。「脱げなーい」と言っていたすみれの子どもたちも今はほとんど自分で着替えようとがんばっています。できることは自分でやるという子が増えました。

こうしてあと夏の終わりまで何回遊べるでしょう。確かにこの夏一人ひとりがその子なりのペースでたくましく成長していることがわかります。これからやって来る秋に向けてどんなことを体験をしたいか大人も一緒に考えていきたいと思います。わくわくするようなおいしくて楽しいことを探していきます。

しあわせの木

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 夏本番、水遊びがはじまりました。門の中は日差しもあまり入らずちょうどよい広さの場所です。連日の厳しい暑さで朝から汗をかいた子もさっぱりしています。
 時おり風もぬけていきます。各クラスが交代で水遊びの場所を共有して遊び、回を重ねるうちに開放的な表情を見せてくれるようになりました。

 汗を流して着替えた後は、今年も梅ジュースが待っています。6月に「おいしくなあれ」と梅に言葉をかけながら串でエキスがよく出るように穴をあけました。
 瓶の中で氷砂糖と梅エキスが溶けていく様子を毎日見ながら瓶をコロコロ転がして子どもたちが育ててきた梅シロップです。今年の出来はどのクラスもきれいで、大成功でした。薄い黄緑がかった透明のシロップ。去年より多めに仕込んで夏のお楽しみ会のかき氷にも使われます。ビタミンEやクエン酸、酵素も豊富で疲労回復に役立つ飲み物です。梅からの贈りものを大事に使っていきます。
          

しあわせの木


 7月は6名の新しい仲間を迎えました。現在58名の子どもたちが生活するようになりました。特に5歳ばら組は15名から19名に増え、新しいクラス作りが始まっています。今年のばら組のテーマ「ことば」です。
 部屋には「しあわせの木」という大きな絵が貼ってあります。木に実っているのは「しあわせのことばの実」です。まずは「しあわせってどんなこと?」から話し合っています。今、実っていることばはいくつかあります。木からこぼれてしまったことばの実もいくつかあります。よいことばの実が手渡せると良いですね。

実は大人は助けられ

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

激しい風雨かと思えば、晴れたら気温が上がって厳しい暑さが急にやって来るという変わりやすい天気の今年の梅雨です。この気候のせいか咳や発熱の子が増えています。
特に長引く咳は体力を消耗しますので気をつけていきたい症状です。園でも家庭でも水分をたっぷりとり、体を冷やさないようにしていきたいですね。

子どもたちの成長に実は大人は助けられ、元気をもらっているのだと感じています。
6月になってさらによく考えて遊んでいる様子を見ると、もっとわくわくする体験を取り入れていきたいと考え、職員と知恵を出し合って計画しているところです。

  まず今月初めにばら組が小さな冒険をします、次はどのクラスでしょう?

外への小さな探検に

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 今、日本中は解放感に包まれつつあります。それぞれが行きたかった場所へ向かい、各地は人で溢れ、我慢していた3年間の思いを取り戻そうとしているかのようです。
 「いってきまーす。」と天気のいい日は帽子をかぶった子どもたちが職員室にも声をかけてくれます。散歩へのスタート場面です。入園して1か月あまりの3歳児クラスも少ない人数で交代しながら、外への小さな探検に出かけています。朝はおうちの人とのバイバイに涙している子も日中はとても元気に遊んで笑顔も見せてくれています。

 野のはなでの2年目を迎えたゆり組、新しい仲間との生活もお互いに慣れてきました。何と言ってもこの2、3か月でゆり組の子どもたちは大きく心も成長しました。話を聞けるようになりましたし、泣かずに言葉で思いを伝えている場面も増えました。イメージを持ちながら積み木など使って遊べる時間も長くなりました。やはりたくさん遊ぶ事によって健やかな人間に成長していけるのだと教えられます。

 年長のばら組は一人ひとりが仲間として違いを認め合うクラスになることがテーマになってきます。遊びの中で、約束事を守りながら、自分の考えや希望を通していくことを学んでいきます。仲間と生き生きと遊ぶ過程で、必ずよい方向へ成長していくことを信じて多くの体験を提供していこうと考えています。子どもとやってみたいことを話しながらできることを年間計画以外にも加えていく予定です。これからご家庭に急なお知らせやご協力やお願いをすることもありそうです。

思いの込められた

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

ご入園、ご進級おめでとうございます。

 へいわ野のはな保育園に2回目の出逢いの春がやってきました。進級した子と新たに19人のかわいいメンバーが加わりました。合わせて48名の子どもたちと職員19名でのスタートです。職員一同お子さんの成長を楽しみに子育てのお手伝いをしてまいります。今年こそ世界が明るさを取り戻し、誰もが安心して子育てができるようになっていくことを願いつつ毎日歩んでまいります。

 3月25日の新年度説明会には多数の方々がご出席くださいましてありがとうございました。特に懇談会では皆さまからお子さんのかわいいエピソードや、命名にまつわるおうちの方の願いや夢を聞かせていただき、私たちもとても幸せなひと時となりました。どの子も祝されて誕生し愛されて育っていることをあらためて知りました。思いの込められた一人ひとりのお子さんの「なまえ」。正しく覚えて大切に呼びかけ、呼び合いたいと思います。
 新しい環境でお子さんたちが安心して過ごせるように努めて参ります。

そこから一歩進んでいけたら

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 坂川そばにお散歩に行くと、河津桜の見事な花々に包まれて歩くことができます。世の中がどんな状況でもこうして春の訪れを知ると嬉しく、また安心できます。

 4月から11か月あまり過ぎた今、どの子も保育園での生活をすっかり理解して、自分の「居場所」を見つけて過ごしています。お気に入りの場所や遊びは、他の友達も使いたいときがあって、「いーれて」のコールがかかります。気持ちやスペースに余裕があるときはとても楽しい時間が流れていきます。でも、「せまい、どいて」とかちょっと動いたときに友達の作った積木の大作品を崩してしまうこともあります。
 どっちにも自分なりの言い分があります。こんな時に何て言えば平和的解決になるのか少しづつ考えてはいるようです。まだまだ取り合いになったりわがままをぶつけてしまうこともたくさんありますが、その度に考えてみんな大きくなるんでしょうね。私たち大人も小さかった頃はきっと誰でも一度はわがままをぶつけたり、周囲を困らせたこががあったのではないでしょうか。自分の中には仲良くばかりもできない心の葛藤があることを知るのも大切ですね。そこから一歩進んでいけたら心も大きく成長していけるのだと思います。子どもたち一人ひとりの心が豊かにおおらかに育ってほしいと願うばかりです。

天然氷に感性豊かな反応を

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 気温が下がった日は天気予報が気になり、今度こそ雪が降るのかと大人は生活への心配が先に立ってしまいます。でも子どもたちにとって雪の日は楽しく、わくわくすることのほうが多いはず。雪予報に複雑な心境になるのは大人だけでしょう。
 
 気温が0度以下の予報の前日にみんなで容器に水を入れて外に出しておきました。翌朝氷を発見!代わるがわる氷を手にとりました。ずっと持っていたい子は指の赤くなるのも気にしません。レンズのように目の前にあてて覗いて「わっ、よく見える!」「きれい、食べてみたい」とつぶやく子もいました。同じ氷でも冷蔵庫のものとは違う天然氷に感性豊かな反応を見せてました。一緒に氷を触りながら感じたことは、大人は子どもといることで忘れそうになっている感覚や新鮮な喜びを思い出させてもらっているのだということでした。
 
 1月28日の個人面談のご協力ありがとうございました。おうちでのお子さんのことも伺うことができました。全てのお子さんがその子のペースで確かに成長しているということを改めて保護者の方に感じていただけましたら幸いです。成長の道は平坦だけでなくでこぼこ道、急な斜面に会うことも。これからもその道を少しだけ一緒に歩かせていただきたいと私たち職員は願っております。

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