日に日に心が成長していることを
2022-06-01
保育園に面した街路樹の葉も雨に濡れるたびに緑が濃くなっていくようです。急に窓の外が暗くなり叩きつけるような雨音。「かみなりくるよ!」と誰かが言う声も消されるような雨と雹(ひょう)が降った日もありました。不安定な天候が続いていく季節です。この時期の送迎にはご無理のないように気をつけてお越しください。
晴れ間には気分転換に散歩に出かけることも増えてきました。友だちや保育者と一緒に歩くのは楽しくて、発見の連続にみんなの目の輝きが増し、話もはずむようです。
園を出発して出会うのは歩道や段差、そして信号、横断歩道、車やバイク、自転車、街の人たち。あたりまえの街の景色の中にも安全に気をつけることが多くあります。
楽しさと安全のために、今は日にちや時間を交代しながら少人数でゆっくりと行くことをしています。すみれ組にも少しずつ歩道の歩き方や人とすれ違うときの気を付け方や信号の見方を伝えているところです。ゆり・ばら組は一緒に歩く友だちへの優しい気使いや挨拶も気持ちよくしてくれ、日に日に心が成長していることを私たちに教えてくれます。毎月増えていく新しい仲間との出会いも大切な成長につながると信じます。
公園では走りながら感じる風や草のにおい、木や草花や虫の色や感触、空の様子に出会えます。小さな手で摘んで渡してくれた花もダンゴムシも石もその瞬間は一番の「たからもの」です。これからたくさんの「たからもの」が増えそうです。
天候や人数の交代によって外に行かない日でも元気な子どもたちの体の発達を見つめ、体力が充分発散できるよう足や手の力を多く使える遊びや運動をしています。
特に手足を使って梯子を渡る遊びは4月からだいぶ上手に渡れる子が増えてきました。手足の指先に力を入れて動けるとできることがより増えていきます。