そこから一歩進んでいけたら

へいわ野のはな 新しい月を迎えて

 坂川そばにお散歩に行くと、河津桜の見事な花々に包まれて歩くことができます。世の中がどんな状況でもこうして春の訪れを知ると嬉しく、また安心できます。

 4月から11か月あまり過ぎた今、どの子も保育園での生活をすっかり理解して、自分の「居場所」を見つけて過ごしています。お気に入りの場所や遊びは、他の友達も使いたいときがあって、「いーれて」のコールがかかります。気持ちやスペースに余裕があるときはとても楽しい時間が流れていきます。でも、「せまい、どいて」とかちょっと動いたときに友達の作った積木の大作品を崩してしまうこともあります。
 どっちにも自分なりの言い分があります。こんな時に何て言えば平和的解決になるのか少しづつ考えてはいるようです。まだまだ取り合いになったりわがままをぶつけてしまうこともたくさんありますが、その度に考えてみんな大きくなるんでしょうね。私たち大人も小さかった頃はきっと誰でも一度はわがままをぶつけたり、周囲を困らせたこががあったのではないでしょうか。自分の中には仲良くばかりもできない心の葛藤があることを知るのも大切ですね。そこから一歩進んでいけたら心も大きく成長していけるのだと思います。子どもたち一人ひとりの心が豊かにおおらかに育ってほしいと願うばかりです。

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